パニック障害におけるパニック発作について

従来、パニック障害というと心の病気として捉えられてきましたが、最近では脳機能障害として取り扱われるようになっています。実際、パニック障害とは脳内の不安神経機構の異常が原因で生じる病気であることは間違いありません。

以下、その特徴的な症状として幾つか挙げたいと思います。

その1つが「パニック発作」と呼ばれる症状になります。大抵の場合、一番最初にパニック発作を経験します。

パニック障害におけるパニック発作は、何でもない平凡な毎日において何の前触れもなく突然発症します。

パニック発作の主な症状として、吐き気、めまい、ふらつき、胸の高鳴り、息苦しさ、発汗、手足の痺れなどがあります。さらに、この病に罹ってしまうと、(このまま死んでしまうのではないだろうか)というどうしようもないほど強い恐怖感に頻繁に襲われます。

パニック発作に罹ると、以上のような症状は単発的にではなく、複数同時に発現します。

しかし、このようなパニック発作を一度経験したことがあるというだけで、「パニック障害」と診断されることはまずありません。

同じパニック発作を繰り返し発症し、その後、パニック障害に特徴的な他の症状を併発して初めて「パニック障害」という診断を受けることになります。

「パニック障害」という診断を受ける以前からパニック発作を繰り返し発症していているにもかかわらず、なかなか「パニック障害」として診断されないのは、発作のピークが10分程度続くも、それ以降は症状が全く見られなくなってしまうからなのです。

パニック発作というのは激しい恐怖心や不安感を感じるというものでありますが、通常短時間で治まってしまうがゆえに病院でも発見が困難であるようです。これがパニック障害の恐ろしいところです。

パニック発作を何度も繰り返すなど、少しでもパニック障害を疑うようなことがあれば、内科のみならず専門の精神科や心療内科で一度診てもらうようにしましょう。

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